需要があるかわからないけど……。
色々な投稿サイトを利用してある程度経ったので、書き手と読み手の両方として使い勝手や使用感などをお伝えできればなぁと思いました。
今利用しているカクヨム、エブリスタ、Nolaノベルをメインにお伝えしていきます。
ただし、めちゃくちゃ主観です。超個人的感想です。使用感はその人の感性や作風によります。
それでもよろしければ、どうぞ!
第1回【カクヨム】
私がメインで利用しているサイトでもあります。
母体は言わずと知れた角川。コンテストも頻繁にあって、常に賑やかなイメージです。今はカクヨムコン8が熱いですよね。
カクヨムをメインで使おうと思ったの理由は、利用者数の多さと母体のネームバリュー。なろうには敵わずともそれなりの規模のユーザー数を抱えているイメージがあったからです。人が多い場所の方が見てもらえる可能性もありますし。それにやっぱり、角川の名前は強い(小並感)。
<書き手として見るカクヨム>
①投稿画面が使いやすい
ルビや傍点などの必要な機能が分かりやすく、しかも邪魔にならない場所にある。
最近はNolaで書いてカクヨムで校正することが多いです。直接打ち込んでも問題ないくらい使いやすいと思います。
投稿画面に限らず、タブの位置やサイドバーなどが今風ですよね。洗練されているというか。
普段から目にしてる一般のサイトと同じような感覚で扱えるのは、結構ポイントが高いと思うんです。名前を出して申し訳ないけど、例えばなろうとか、どこに何があるのか初見じゃわからん()
しいて言うなら章分けに手間取りました。「大見出し」と「小見出し」があるのが分からず「何でこの方の作品と私の作品の目次は違うんだ……?」と悩んだことがあります。個人的には小見出しの方がシュッとしてて好きです。
あと、予約投稿を分単位で設定できることにしばらく気づきませんでした(笑)手入力できるのね😇
②ページごとにPV数が見れるのが便利
これによって離脱率が分かります。どこを直した方がいいのか客観的にわかるので、創作のヒントに成り得る。Googleアナリティクスと連携すると、どこから作品を見に来たのか、利用端末はスマホとタブレットどちらが多いのか、なども分かるようになります。読者層の分析が捗りますね。使いこなせてないけど!!
③自主企画
色んな自主企画が立ってます。多いのは読み合いや本棚ですかね。こういった企画で作者同士の交流が盛んなイメージです。これって意外と他サイトにはないのでは!? 知らんけど!←
まぁ、これによって相互評価の温床になっていることも否めませんが……。
評価する基準を自分の中でしっかりと持って平等に作品と接しないと、あっという間にお星様ばら撒きマンになってしまう可能性もあります。みんな、理性と矜持を持つのだ!!
おもしろそうな自主企画があれば積極的に参加していきたい所存!!
④優秀な運営様
特に規約の取り締まりが優秀なイメージ。いや、そうじゃないと困るけど💦
レビュー練習のために自主企画を立ててたくさんレビューを書いていたら、無作為な星のばら撒きと見なされて企画がBANされてしまったことがあります。優秀すぎる……。企画一個一個ちゃんと見てるんかい。
ちなみに自主企画に参加している人同士の評価はランキングに反映されないようになっているらしいです。すこ。
あと、コンテストの管理。文字数超過しているにも関わらず何食わぬ顔で参加している作品をランキングに表示されないようにしたり。夢と希望と欲望と狡猾さが入り混じるコンテストで少しでも正当性を保とうとする姿勢が素敵。これからもよろしくお願いします。
そもそもレギュレーションは守ろうね!!
⑤表紙が……
欲しい。つけられるようになりたい。
現状は書籍化されたものだけトップページにどーんと表示されます。輝いてますわ~……!✨
近況ノートに画像をアップしてそのURLをあらすじに貼るという手段もありますが、果たしてどこまで効果があるのか正直わかりません。
現代は視覚から得る情報量が群を抜いていると言いますが、やっぱり表紙が表示された方が華やかだし目につきます。
「表紙がないと読んでもらえないなんて言うのは甘えだ! 小説なんだから中身だけで勝負しろ!」と言う方もいらっしゃるかもしれません。中身を充実させることはもちろんです。でもそれはそれ、これはこれ。欲しいものは欲しい(強欲)
その代わりにあるのがキャッチコピーとイメージカラー。つ、使いこなせねぇ……!!😇
正直キャッチコピーが一番頭を悩ませます。「○PV突破!」「ランキング○位達成!」「書籍化!」なんて文言も分かりやすくて良さげですが、そこまでの戦績を残せていない自作では却って「アイタタター💦」となってしまう可能性すらあります。
「グダグダ言ってないで文字だけで勝負しなさい」という運営様からのお告げなのでしょう。はい、従います。でも、ちょっとは検討してくれんかな……?チラッチラッ
⑥作品の傾向
これはめちゃくちゃ主観ですが、書くにしろ読むにしろ男性ユーザーが多いイメージです。正確なデータがあるわけじゃないので、あくまで主観です。
以前、「女性作者による女性も楽しめる現代ファンタジーの本棚」という自主企画を立てたのですが、やっぱり思ったより参加数が伸びませんでした。創作界隈全体の男女比率も関係あるのかもしれませんが……。
その手のジャンルを書いたり読んだりしない立場からすると、異世界チーレム、ダンジョン、ラブコメ作品がものすっごく強いイメージがあります。なろうが異世界恋愛時代へ突入して、そこで活動されていた方が流れ込んで来ているのでしょうか? そんなこともあって、カクヨムはまだ異世界恋愛一色にはなっていないような気がします。
この手の話は「なにが悪い」「どっちが上」という話ではなくて、各投稿サイトの読者層の傾向を把握するのは大切ですよねってことです。
投稿サイトによって得意不得意分野って絶対にあると思うんです。で、私が自分なりに分析してみて(と言っても、ランキングの変動や星の数などを眺めて感じた程度ですが)、男性向けのザ・ライトノベルが強いなって。そういうのを書いたり読んだりするのが好きって方は、とっても居心地がいいと思います!
でも、さすがはカクヨム。ユーザー数の多さは層の厚さでもあります。王道以外にも評価されている作品、名作はたくさんあります!それに前回参加した「最強に尊い!「推しメン」原案小説コンテスト」は「メン」を名乗るだけあって、男性のみならず女性も楽しめる作品が盛りだくさんで楽しかったです!
流行りを推す印象は強いですが、ライト文芸や現代ドラマにも光を当ててくれる、そんなオールマイティーなカクヨムをやっぱり推したい!
⑦カクヨムリワード
PV数や広告表示数でインセンティブが入って来る仕組みですね。
海外では書籍化よりもこういった仕組みで利益を分配することが主流という話も聞きました。
その先駆けとして、カクヨムのリワードはかなり魅力的です。Amazonギフトカードに500リワードから手軽に交換できるようになったのも良い傾向だと思います。
と言っても、リワードを溜めるのは容易ではないですが(泣)
今、ありがたいことに700リワードあるので、貯めようか使おうか悩んでいます。使うとしたら猫様のおやつかな~。
⑧完結ブーストは存在する?
完結したらPV数が爆上がりする完結ブースト。
カクヨムには存在するのかと言えば……うーん、微妙……。
どちらかと言えば普段から仲良くして下さっている人がお祝いを兼ねて読みに来てくれる印象。ご新規様を大量に取り込めるかと言われたら、必ずしもそうではない。
というのも、トップにある「最近完結した小説」に表示されるのは、8万字以上の作品なのです。
3万字の作品が完結した時にトップに出てくるのを楽しみに待っていたのですがそれも叶わず、何でだろうと調べたこういう仕組みだったようです。
短編中編は完結してもトップに載れない。ということは、完結ブーストに少なからず影響があるのかと。
一概には言えませんが、カクヨムで完結ブーストは相当な知名度がなければ難しい、かな……。
そういう時は、自分で宣伝するのみ!!(ポジティブ)
<読み手として見るカクヨム>
①プレビュー画面が綺麗
明朝体しか勝たん!!
……というのは冗談で。読みやすい、その一言に尽きます。
何なんですかねぇ。文字間とか空白のおかげなのかな……? 圧倒的に読みやすいんですよ。この理屈を誰か解説してほしい。
横読みと縦読みを切り替えられるのもいいですよね!
②1ページごとの文字数がわかる
遅読人間なので、読む前に心構えが欲しいのです。
だからまず、サイドバーの下の方にあるページの文字数を確認します。これが結構便利。
私が集中して読めるのが2000~3000文字の範囲なので、それに収まっていれば安心して読める。多ければちょっとやる気を出して読む。そういう風に気持ちをコントロールできるので、私はこの機能がわりと好きです。
③レビューのやりがいがある
先日、自分が書いたレビューが100件になりました!
レビューを書くとその作品の目次ページに表示されたり、トップ画面やランキングに載った時など、キャッチコピーと一緒に表示されたりするんです。
ふとした時に自分が書いたレビューを見かけたりすると、嬉しくなりますね。
好きな作品がもっとたくさんの読者と巡り合えるよう、これからも心を込めて書いていきたいと思います!
④近況ノートで作者様との心の距離が縮まる
創作界隈の交流をツイッターに頼ってきましたが、最近は人様の近況ノートを覗くことが増えました。
140文字よりも多い文字数で語られる作品愛は読んでいて面白いし、応援したくなります。裏話などがあるとついつい本編を読みに行ったりも(笑)
ただ、一つだけ。これは書き手としてですが、予約投稿機能が欲しい。もしくは下書き保存機能。
⑤誤字報告機能、欲しくない?
応援コメントに書くのもなんか違う気がする。他の方の作品で応援コメント欄にびっしり誤字報告されてるのを見て、なぜか私がしょんぼりした記憶が。近況ノートのコメントも……うーん、何か違う。
他の方の目に触れず作者さんに連絡するDMのような手段がないのです。無用な悪意から作者さんを守るためでもあるのかもしれませんが、もどかしい。伝える手段がないから結局スルーしちゃったりすることも多々あります。なんとかならないものか。
技術的な側面の問題だと思うので、今後の運営に期待ですね。
⑥☆の意味合いが人によってバラバラ
改めておさらい。
☆……Good!
☆☆……Very Good!!
☆☆☆……Excellent!!!
これ、全部好評価の意味合いなんですよね。つまり悪い評価の場合は☆が入る余地がないのです。めちゃポジティブな評価方法。
一方、なろうは5段階評価で、悪いと☆1だったりします。これで評価の平均が表示されます。「評価」と聞いて一般的な認識はこっちだと思うのです。Amazonでお買い物をする時だって星の数を気にするじゃないですか。
だから、カクヨムで☆1つを送って「低評価」と勘違いされることがあるそうです。それでトラブルになってしまったという話も聞いたことがあります。だから私もよっぽどのことがない限りは☆☆☆で評価するようにしているのですが……それって、正しいのでしょうか。
全てポジティブな評価だったとしても、その基準が人によってバラバラ。悪い意味で使ってる人もいるかもしれない。この辺の意識が統一されないと、いつまで経っても「正当な評価」にはならないと思うのです。
「難なく読めたら☆」
「難なく読めておもしろかったら☆☆」
「難なく読めておもしろくて感動したら☆☆☆」
みたいに、自分なりに一つの基準みたいなものを作っておく必要があるのかもしれません。そして「この人に低評価された」と勘違いされて無用なトラブルを引き起こさないように、プロフィールなどで周知しておく必要もあるのかも。
公式の見解がここに記載されているので、気になる方は一読してみるといいと思います。
https://kakuyomu.jp/info/entry/review_rule_update_202109
⑦連載中の評価が難しい
「なぜ、星は三つしか送れないのか」
……そういう仕様だからだよ!😇
でもほんと、連載中の評価って難しくないですか?💦 特に連載しはじめの場合!
「好きな作風だから応援したいな。とりあえず星1個送って徐々に応援しよう~✨」なんて思ってたら上記のようなことになったり。だから第1章完結したり区切りが良いところまできたら星を送るようにしています。それまでは応援コメントでエールを送る!!
でも、でもですよ!! 途中でレビューを書いていざ完結した時に思うのです。「なぜ、レビューは一回しか送れないのか」と。
だって最初の頃と完結した時の印象って違うじゃないですか! ええい、もう一回書かせてくれ!!! ……なに、レビューは1回しか書けない? 編集するか削除して書き直せ……? め、めんどくさい!💦(コラ)
なにかいい方法はないでしょうか……。
<総括>
書き手・読み手として共に満足!!
今のところ感じている不便さは今後解消される可能性もありますし、息の長いサイトになるんじゃないでしょうか。
母体に色々な騒動が起きていますが、現場で働いている方々は真摯に文字の仕事をしてくれていると信じたいです。
いつか運営さんに見つけてもらいたいな~と思いながら、これからも楽しく利用させていただきます♪
ここまで読んでいただきありがとうございました!
次回は「エブリスタ」です!
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